【データ室】強者は何が違うのか?
【最終回】強者を決めるもの
強者を決める要素は何なのかを見るために、相関係数を調べてみます。 相関係数は、2つの要素の関連性を数値化したもので、−1から1の値となります。 絶対値が0.2以下はほとんど相関がなく、0.4以上でかなり相関がある、0.7以上が強い相関があると言われます。
1)相関係数
レートと、成績情報の各項目の相関を以下に示します。
図表6-1.相関係数
成績項目 | 相関係数 | |
---|---|---|
平均得点 | 0.991 | |
平均順位 | -0.995 | |
順位率 | トップ率 | 0.888 |
2位率 | 0.303 | |
3位率 | -0.341 | |
ラス率 | -0.826 | |
アガリ | アガリ率 | 0.653 |
平均アガリ点 | -0.066 | |
平均アガリ巡目 | -0.261 | |
振込 | 振込率 | -0.560 |
平均振込点 | -0.350 | |
リーチ | リーチ率 | -0.020 |
リーチ成功率 | 0.442 | |
仕掛け | 仕掛け率 | 0.082 |
仕掛け成功率 | 0.442 |
平均得点、平均順位はレート計算の元データであり、相関係数の絶対値は1に近い値です。 平均順位は−1に近い値で、平均順位が大きくなるほど、レートは低くなります。
順位率から、強者はトップ率が高く、ラス率が少ないと言えます。
アガリ率、振込率ともに強い相関ですが、アガリ率のほうがより相関が強いようです。
平均アガリ点は、強さとの相関は無く、より多くあがることのほうが重要なようです。
リーチ率、仕掛け率から、麻雀のタイプと強さは関係ないようです。
(2007/03/10)
※ハカセによる解説は、雀賢荘メールマガジンに連載されます。