月カン!雀賢荘 Vol.5


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┃賢┃┃月┃カ┃ン┃!┃雀┃賢┃荘┃Vol.05┃
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【月カン!雀賢荘★INDEX】―――――――――――――――
|(1)麻雀を知ってるつもり!? Vol.5
|(2)ハカセの麻雀プロ観戦記
|(3)薄幸OL編集長通信
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(1)○●麻雀を知ってるつもり!? Vol.5
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麻雀の歴史を面白おかしくえぐりだす!5回目。さて今回は?


■■ロンという言葉の由来■■



■ロンは和製の麻雀用語!



 われわれはヤマからアガリ牌を持ってきたときには「ツモ」といいます。そ
して他の人からアガリ牌が切り出されたときには「ロン」といいます。この「ロ
ン」という言葉が日本で作られた麻雀用語だといわれたら、誰しも意外に感じる
のではないでしょうか。


 それでは中国ではなんというのでしょう? 中国でも、ツモアガリしたときに
は「ツモ」といいます。しかしロンアガリするときには、「ポン」というのです。
それではポンするときはというと、これまた「ポン」というのです。


 どちらも同じ「ポン」では、まぎらわしくないのかと心配になってしまいます
が、本家本元が長年やっていることです。よそ様の家庭の性生活を心配するよう
な余計なお世話というものでしょう。中国では、アガリのときには「ポン」とい
ってすぐに手牌を倒したり、「胡了」(フーラ=アガリのこと)とつけ加えるこ
とで、混同することはないようです。


 それにしても、いったいどうして、いかにも中国語らしい響きを持った「ロ
ン」という言葉を、日本人が使うようになったのでしょう。

■功労者ののど元に刺さった小さな骨!

 日本に麻雀を普及させた功労者に、林茂光(りんもこう)氏がいます。この中
華風の名前はペンネームならぬ雀ネームで、本名は鈴木郭郎という、れっきとし
た日本人でした。当時の雀士たちは雀ネームを持っているのが普通だったのです。


 大正時代のなかば、東京神楽坂にあったカフェー・プランタンは、当時として
は先駆的な麻雀サークルのたまり場となっていました。その仲間から、小説家と
して知られる菊池寛や久米正雄など、後に麻雀界をリードする人材を輩出してい
ます。

 その店で麻雀を教えていたのが林茂光氏でした。つまり菊池寛の師匠スジとい
うわけです。

 そもそも、林茂光氏は日本初の麻雀入門書を書いた人でした。それは大正時代
末期に、輸入業者が牌に添えるために作ったルールブックだったのです。


「中国で麻雀やらいう遊戯が流行っとるそうやないか。ちっと、その牌でも輸入
してみっか。それには簡単なルールブックもあった方がええな」


 東京の神保町に現存するカルタ専門店で、こんな声が上がったとき、著者とし
て白羽の矢が立ったのは林茂光氏でした。そして完成したルールブック「支那骨
牌麻雀」は、表紙が赤かったために赤本と呼ばれ、書籍としてもベストセラーに
なったのでした。

 当時、中国にも麻雀の統一ルールはなく、この本を書くに当たって林茂光氏は
いろいろと思案を凝らしたのです。そのひとつが、同じ牌を3枚そろえるときに
も、アガるときにも、同じ「ポン」という発声ではわかりにくいということでし
た。なにか出アガリ専門の用語はないものか……というわけです。

 そこで林茂光氏が知り合いの中国人に聞いてみたところ、「ロン」という言葉
があるとのことでした。「おおっ、語感もよくてぴったりじゃないか」。ドンピ
シャだと思った林茂光氏は、漢字がわからないのでとりあえず「栄」の字を当て
て、出アガリしたときの発声として赤本で紹介したのでした。


 ところがその後で調べて見ると、その中国人がいったことは間違いでした。「
ロン」という言葉はないし、「栄」という字には見当外れの意味しかなかったの
です。「ロン」という言葉を生かしたままこじつけるなら、「手偏に龍と書く字」
がマシに思えました。これなら麻雀用語ではないけれども、「そろえる」という
意味があるのです。

 そこで林茂光氏は、「栄(ロン)」ではなく「手偏に龍と書く字」が正しかっ
たとして、訂正しようとしたのです。しかし幸か不幸か赤本はベストセラーにな
っており、「栄(ロン)」の字がすでに普及していたのでした。こうして、和製
の麻雀用語である「ロン」が使われるようになったのです。林茂光氏は間違った
言葉を広めてしまったことを生涯悔やんでいたといわれます。

 英語では、ロンするときに「Mah−jong」といいます。われわれからすると、ア
ガるときに「マージャン!」と叫ぶのは奇異に思えますが、日本と同じような経
緯で「ポン」と区別するために作られた発声なのかもしれませんね。
 
やはりネーミングは一発勝負。現在の麻雀は、できちゃった結婚をするヤンキー
のように、多くの事柄が行き当たりばったりで成立してきています。「ロン」と
いう用語も、そのひとつだったのです。

 とはいえ、「ロン」は響きもいいし便利な用語ですから、ミスというよりもヒッ
トとすらいえそうです。それよりも、万子(マンズ)の読み方が「マン○」とされ
なかったことに、感謝するべきかもしれません。


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真面目に麻雀の歴史を語りながら、最後になっていきなり下品なところに落ち着
いた桃色(?)麻雀史でした。次回も乞うご期待!
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(2)○●ハカセの麻雀プロ観戦記
■■麻雀プロ鑑定団 村上淳編 その1■■
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業界の北原照久を目指すハカセによる鑑定レポート
ハカセによる麻雀プロ診断


鑑定される人 村上淳(最高位戦Aリーグ)
鑑定する人  福地誠(ハカセ)


■登場した稀少種・デジタル麻雀プロ!


 村上淳プロは最高位戦Aリーグに所属する26歳です。
 大学2年でプロとなり、5年間で4回昇級。「ぼくもAリーグまで昇りつめま
して」と本人もシャーシャーと語る通り、まさに最高位戦に昇る太陽であり、若
手のホープです。ふだんのお仕事はフリー雀荘「チャイナ」の専属。お客さんの
相手をして、麻雀を打ちまくっているわけですね。

 現在、麻雀界のかたすみで、麻雀はデジタルかオカルトかという論争が起きて
います。これは言い換えると、麻雀に「流れ」は存在するか否かということで、
流れがないと思う人はデジタル、流れがあると思う人はオカルトというわけです。

 ここで「流れ」を簡単に説明すると、好プレイをすれば流れはよくなって、失
敗すると流れは悪くなるという概念です。流れのよいときには、見た目では不利
な勝負にも勝ってしまい、また悪いときには、3メンチャンでリーチしているの
にカンチャン待ちに負けたりします。

 麻雀打ちの(おそらく)大半の人々は流れを信じており、流れを考慮したセオ
リーによって戦略を組み立てます。たとえば、「好調者に逆らうべからず」とか
、「好調者のリーチは一発を消せ」といったものです。ツイている者には逆らわ
ずにツイていない者を叩き、また自分がツイているときには正着を打ち、ツカな
いときにはあえて逆を打つわけです。

 なぜこんな話を持ち出すかと言いますと、ほとんどをオカルト派が占めている
麻雀プロのなかで、今回登場する村上プロは数少ないデジタル派だからです。村
上プロは、いい打牌をしたからといって、ツモがよくなることなんてあるわけね
ーだろと、言っているわけですね。

 この対局のちょっと前、村上プロは飯田正人プロと同じ車に乗り合わせ、流れ
談義をしたそうです。そのとき村上プロの意見を聞き、飯田プロは「そう思って
いるうちは、お前に最高位は取らせないよ」と、笑いながら言ったといいます。

 飯田プロは麻雀界で唯一の人格者ともいわれる存在で、反対意見を封殺する人
ではありません。けれども、麻雀に流れはないと主張する者に負けてしまったら
、それは飯田プロにとって麻雀人生を否定されることになるのでしょう。

 そして村上プロの目標は、自分の実績によってデジタル論を証明すること。飯
田プロと真っ向からぶつかります。そんなデジタルプロが、はたしてデジタルの
本場(?)であるネット麻雀で勝つことができるのか。その打ち筋も含めて、見
届けさせていただきましょう。

■デジタル麻雀なら2と8を狙え!

 東1局3巡目、村上プロの手牌はこんな具合になりました。

二四七九(3)(5)44567東東西 ドラ西
注)漢数字はマンズ、()つき数字はピンズ、そのままの算用数字はソーズです。

 ここで村上プロの打牌は二マン。これこそデジタル麻雀の一打です。

 このとき、ドラの西を切り出すのはまだ早いとしたなら、マンズの〔二四〕か
〔七九〕あるいはピンズの〔(3)(5)〕という三つのカンチャンから、どれかひ
とつを外すことになります。そこで村上プロは〔二四〕を選んだというわけです。

 それはこういった理由によるのです。まずピンズの〔(3)(5)〕は、リャンメ
ンに変わる牌が2種類あるため、もっとも有望なカンチャンです。そこでマンズ
の二つを比較することになりますが、カンチャンの待ち牌として、三マンと八マ
ンでは、八マンの方が他人の手牌からあふれやすいため、こちらを狙った方がア
ガりやすくなるのです。

 3と7の牌はキー牌と言われ、その外側である1289への出口となっており
、メンツを構成する上で重要な役割をはたします。その結果として、3と7の内
側の牌は使い勝手がよく、使われる度合いが高くなります。

 つまり、手作りするためには37の内側である34567の牌が便利ですが、
最終的な待ちとしては、37の外側である1289の牌がアガりやすいのです。
キャッチフレーズ化すると、「手作りは内に、待ちは外に」となるでしょうか。

 ですから、カンチャンを選択するときには、〔二四〕よりも〔一三〕を、
〔(6)(8)〕よりも〔(7)(9)〕を残した方がいいというわけです。こういった
地道な発想を積み重ねていくことがデジタル戦術と言えるでしょう。

 この局、村上プロは7巡目に八マンをチーして、サクッと1000点をアガりまし
た。まずは快調なスタートです。

■麻雀プロの天運を証明する手牌!

 東2局、親を迎えた村上プロにこんな配牌が入りました。

四八九(1)(1)(1)(2)(3)(3)(4)(6)(8)(9)中

 同じ色が8枚あったらチンイツを意識しろと言いますが、この手牌ではゾロッ
と10枚のピンズが入っています。ここに(7)を引いたところで、5巡目、上家の
☆ジャン氏が(3)を切りました。村上プロの手牌はこうなっています。

(1)(1)(1)(2)(3)(3)(4)(6)(7)(8)(9)中東

 村上プロはこの(3)をカンチャンでチーしようとしました。あと2枚引けば九
蓮宝燈(チューレンポトウ)のテンパイだというのに、ずいぶん夢のない打ち方
です。しかし村上プロは、夢や品格は自分の麻雀には不要だと考えているのです
ね。勝ってこそプロであると考えるなら、たしかにその通りです。

 けれども、ここが彼の強運なところですが、(3)のチーには何通りもの鳴き方
があるために、チーする牌の指定に手間取って、結局、チーできなかったのです
(マウスにさわるのは、大学2年の授業以来とのことでした)。するとすぐに
(2)(8)と引いて、7巡目にペン(7)待ちで、テンパイしたではありませんか。

 さらに9巡目に(4)を引き、(5)(6)(9)の3メンチャンに変わりました。
(5)なら一通がついて文句なしのバイマン。(6)(9)でもイーペーコーがつくた
め、ツモればバイマンとなります。

(1)(1)(1)(2)(2)(3)(3)(4)(4)(6)(7)(8)(9)

 このとき、捨牌はこうなっていました。変則的ではありますが、チンイツ見え
見えとは言えませんよね。

四1八九白東中7(8)

 このまましっかりダマテンで、ペンタマン氏の切った(9)で「ロン」。親のハ
ネマンですから1万8000点です。まるで麻雀漫画のようなアガリ手ですよね。9
巡目のこんなダマテンに振り込んでしまうとは、ペンタマン氏もお気の毒としか
言いようがありません。

 これでダントツとなった村上プロを、次局、デジタル打法の真価を問う「何切
る!?」の難問が襲います。そのときの打牌によって、村上プロがデジタルの旗を
掲げることには、疑問符がついたのでした。

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若手のホープと呼ばれる麻雀プロでも間違った「何切る!?」の難問とは?
次回、村上プロ決着編。お楽しみに!
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(3)○●薄幸OL編集長通信
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台風が多いですね。

 最近何処も「マイナスイオン」流行で。原子が電子を得て負の電荷を帯びたも
のをマイナスイオンと呼ぶのだそうです。それがとにかく体には良いらしい。
 
 と言う事でいろんな「マイナスイオン」関連グッズがでています。水から、整
髪料、掛け布団から入浴剤、電磁波ガード、ついにはマイナスイオン発生器なる
ものまでいろんな商品が出回っています。電磁波にも効果があると聞きつけ、私
、そのうちの1つ「備長炭」を早速購入しました。

 電磁波は、頭痛やイライラなどを引き起こす存在とのことなので、かなり備長
炭に期待を寄せて、PCの側へ設置した私でしだが・・。

 使用すること、2ヵ月・・・・。 う〜ん。。どうでしょう。。

 備長炭効果より、頭痛&イライラモードが勝っている?!
 
「備長炭の家」、「備長炭オフィス」「備長炭製パソコン」くらいの規模なら即
効性有り?!ということでしょうか(だんだん規模が小さくなっている・・)。恐る
べし現代社会!

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協力  福地 誠
編集人  佐藤恭子(Terranet Product)
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