月カン!雀賢荘 Vol.18


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┃雀┃□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
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┃賢┃┃月┃カ┃ン┃!┃雀┃賢┃荘┃Vol.18┃
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┃荘┃ □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
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【月カン!雀賢荘★INDEX】―――――――――――――――
 
(1)麻雀NEWS
(2)お笑い雀賢士列伝
(3)レッツ必勝呪文
(4)若手でポン
(5)IT's雀馬鹿
(6)金言劇場
(7)吼えろ!白血病
(8)重箱の隅Q&A
(9)ハカセの四畳半から
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■ごあいさつ

 今年ももう12月。クリスマスっぽさ皆無の内容ですが、それはそれでお許し
いただくということで、今年最後のメルマガをお届けします。


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━━━(1)<麻雀NEWS>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
麻雀にまつわる最新ニュースです。ネタがないときは特集に逃げるかも。
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■今年の麻雀本レビュー■

 予想通りというべきか、あっというまにネタ切れ。そこで今回は今年出され
た麻雀本のレビューなどいたしましょう。入門書やオーソドックスな戦術書は
省略し、読み物を5点ほどピックアップ。古い順に並べます。

●「牌はささやく」結城信孝編・徳間文庫・590円(税別・以下同)

 麻雀の短編小説10編を収録。作者は阿佐田哲也、五味康祐、生島治郎、清水
義範など錚々たるメンバーがそろっている。古い話が多くレトロな香りは漂う
が、すぐれた企画だと思う。文庫だから値段も安い。

●「麻雀プロの世界」狩野洋一著・碧天舎刊・1000円

 37歳で脱サラして麻雀プロとなり、2年目で頂点を極めた著者。その肩書き
で麻雀教室の講師となって入門書を書き、そのツテから今度は推理小説作家と
なった。麻雀版わらしべ長者が紹介する麻雀プロの世界。「三億円を稼いだ麻
雀人生」という副題はさすが。

●「バカヅキタイフーン」馬場裕一&片山まさゆき著・竹書房刊・952円

 戦術プラス各種麻雀情報の集積本。こういった本を得意とする竹書房だけに
類書よりはるかに充実している。個人的にはデジタル・オカルト論争の対談が
面白かった。

●「雀ボーイ」浜田文人著・文藝春秋刊・1476円

 ミスター麻雀と呼ばれる小島武夫御大の若き日を切り取ったノンフィクショ
ン的小説。麻雀の話よりも女の話が多い。小説としてのレベルは高いと思う。
著者はかつてプロ連盟に在籍し、いまでは推理小説作家。

●「麻雀手役大辞典」バビロンズ著・毎日コミュニケーションズ刊・1200円

 麻雀覇王ブックス第2弾。すべての役を8種類に分類して8人のプロが解説
している。スピードや押し引きが重視される現代麻雀で、あえて実利に直結し
ない側面から光を当てた戦術書。


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━━━(2)<お笑い雀賢士列伝>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
雀賢荘に出没するキャラクター、サークル、出来事などを紹介します。
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■得点ランキング■

 雀賢荘のHPにはランキングという項目があり、その一番上に得点ランキン
グがあります。そこには持ち点の上位100人が発表されています。今回はこの得
点ランキングから読み取れることを見ていきましょう。

 まずランキング入りしている100名から、いくつかの項目で上位3名を抜き出
してみましょう。数字はすべて12月3日の時点です。

●平均点数
JOKER(51335)、まーちゃん(41346点)、わんこ先生(39669点)

●トップ率
JOKER(44.9%)、まーちゃん(36.9%)、わんこ先生(35.3%)

●ラス率
JOKER(10.7%)、まーちゃん(14.8%)、HANA3(16.2%)

 ほとんど同じ顔ぶれとなっており、1位はJOKERさん、2位はまーちゃんさん
で決まりです。すばらしい成績ですよね。とはいえあまりによすぎて、ちょっ
と現実的じゃない気がします。

 いまのところ、JOKERさん、まーちゃんさん、わんこ先生さんとも打荘数がわ
ずか200回台ですから、まだ安定した成績とみなすには少なすぎます。HANA3さ
んにしても500回台です。みな一回ごとにリゲインを飲みつつ全身全霊を込めて
打っているのかもしれません。

 それでは信頼できる数値として、打荘数1000回以上の人たちの成績も見てみ
ましょう。各項目の上位者は以下の通りです。

●平均点数(打荘数1000回以上)
THE GAME(38481点)、美遊(37708点)、CHICAGO(37664点)

●トップ率(打荘数1000回以上)
THE GAME(32.6%)、CHICAGO(32.4%)、☆ジャン☆(32.1%)

●ラス率(打荘数1000回以上)
梅香(16.6%)、THE GAME(17.2%)、CHICAGO(18.1%)

 一般に麻雀というゲームの特性として上限はこれくらいだとされています。
2部門でトップに立っているTHE GAMEさんは、今年の7月から雀賢荘を始めた
方です。好調だったら短期間に集中して打つことは、成績をよくするコツかも
しれません。

 つぎに打荘数の分布を見てみましょう。

0〜500回   →21人
500〜1000回 →28人
1000〜1500回→28人
1500〜2000回→15人
2000〜2500回→ 5人
2500回以上 → 3人

 さぞいっぱい打っているのだろうと思ったら、じつは予想以上に分散してい
て、500回未満の人も少なくないのです。現在のシステムになる前からポイント
を蓄積していた人や、非常に高い勝率で駆け上がってきた人はわかるのですが、
わずか2回(!)しか打っていない人など、どういう成り行きでランキングに
入っているのでしょう?

 対戦数の上位3名です。

●対戦数
トモゾウ(3029回)、枯れ葉(2813回)、紫頭巾(2618回)

 3000回以上打っているのは1人だけ。トータル成績が表示されるようになっ
て1年3ヵ月ですから、月平均200回を打っているわけですね。きっと1万回を
超えたときには雀賢荘から表彰されることでしょう。

 この上位者3名とも(ぼくが接したかぎりでは)立派な社会人だと思われま
す。これが東風荘だったら、引きこもりの若者が上位に来そうです。

 さてランキング入りする難易度ですが、100位のラインは日々変動しています。
退会する人やリセットする人もいる一方で、ポイントを伸ばして入ってくる人
もいるわけです。100位のラインは10月後半には5400点強だったところから、
11月後半には100点ほど上がって5500点になっていました。その後の一週間でさ
らに100点上がって5600点になりました。

 またランキングの頂点も少しずつ上がっています。1位の梅香さんが2万点
を超えたのは半年ほど前でしたが、それがいまでは2万2000点台となっていま
す。これからも少しずつ上昇していきそうです。


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━━━(3)<レッツ必勝呪文>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
麻雀の格言を紹介するコーナーです。役立ち度は保証せず。
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●呪文1【いってみたいなよその国リーチ】
→残り1000点でこの呪文(?)を唱えてリーチをかけると必ずあがれる……ら
しい。役立ち度★

●呪文2【早い37切りに外スジ無し】
→メンツを組みやすい37牌を早く切るということは、その周辺が無い証拠。
ただし過信すると意外な待ちに刺さる。役立ち度★★★

●呪文3【ノータイムリーチにタンキ無し】
→タンキ待ちを迷わずリーチ。なかなかできないよね! でもタンキ待ちじゃ
ないとわかるだけで、ほとんどメリットが無い。役立ち度★

●呪文4【安パイ切りにヒッカケ無し】
→安パイを残す余裕があるくらいなので手牌は好形である。つまり待ちはリャ
ンメン待ち以上。よってひっかけはない。役立ち度★★★

(土井泰昭、吉田知弘、斉藤勝久)


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━━━(4)<若手でポン>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
若手プロによる戦術論。彼らはこんなことを考えて麻雀を打っている。
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■チートイで場を制す■

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは〜。前回に引き続き登場の高橋です。前
回は初登場ということで、気合いを入れすぎて小難しい内容になってしまった
ような気がします。というわけで、今回は気楽に書くのでよろしくね。

 さて、おいら高校と大学で将棋もやってきたんだけど、そこで奨励会員と話
すことも多い。彼らは何者かといえば、将棋のプロの養成機関「奨励会」の会
員たち。いわばプロの卵ってな感じかな。

 彼らと会話をするとプロへの思いがひしひしと伝わって来るんだな〜。毎日
棋譜並べを10局やってるとか、1日で将棋に費やす時間は10時間だとか、まあ
とにかくすごい努力をしてるんだなあ、これが。

 てなわけで、おいらもただメンバーで打ってるだけではなく、プロとしての
トレーニングをしっかりしなければと思い、やろうとしたのがピン雀巡り。

※ピン雀=1000点100円のフリー雀荘

 精神的にも強くなれるだろうし、強い奴にも出会えそうだしなんて思ってい
たら、みんな考えるんだよねー、こういうことは。しっかり先月のメルマガで
似たようなことを斉藤さんが書いていた。おいらの場合は18時間後、2軒目で
体力的にも金銭的にも尽きてしまった。まだまだ甘いですね。

 ところでその修行中、トップを取った半荘の多くがなぜかチートイが絡んで
いたんだよね。リーチ・一発・タンヤオ・チートイ・ドラドラ・赤・ウラウラ
なんていうのもあった。本来おいらはチートイは嫌いなはずなのに。

 何がトイツになるかも解らずイーシャンテンから河(ホウ)にトイツを並べる
空しさは、○○して○○だった後に匹敵する。とはいえプロとして嫌いな役が
あるというのも戦術的に柔軟性に欠くわけで、この日は結構それを意識してい
たのかもしれないなあ。

 そんである半荘のオーラス南家8巡目で次の手牌。トップ目の親と12000点差
の2着。

 二二三四四(2(2(52445西 ツモ(8 
        赤   赤

※一=一万、(1=1ピン、1=1ソー

 ここはちょいと悩みどころ。切るのは西で決まってるんだけど、今後の方針
がわからん。鳴いてトップからの山越しを狙うのも魅力的だからね。でも鳴く
と警戒されちゃうんだろうな。さらにトップが上家なもんで、他家と合わせ打
ちをされるとつらいのよ。そんでここは曲げてハネマン上がってトップを取る
ぞと決めました。

 と同時にチートイを視野に入れたんだよね。この手牌で赤(5ピンと(8ピン、
赤5ソーと2ソーは筋という大変重要な関係で結ばれてる。利用する観点から
いえば、餌と獲物の関係みたいなもので、赤が餌ならその筋の(8ピンor2ソー
が獲物だな。チートイを視野に入れたから、あとはチートイでテンパった時の
餌のばら撒き具合に神経を使うことになる。

 さてこの場合は西を捨てた後に中を引いてきた。仮にチートイと決めてもこ
こで三マンを切って中を持ってはいけない。タンヤオの1ハンも重要だし、メ
ンツ手の変化もあるし、さらに重要なのはチートイがばれないこと。三マンは
あたかもメンツ手からあふれたように思わせなければならない。

 以後は三マンを引き、他家が(5ピンを捨てたのに合わせて赤(5ピンを捨て、
鬼ヅモで赤5ソーを引いて、2ソーを切って(8ピン待ちでリーチ! 一発で下
家が出して裏2枚の倍満となりました。

 これはあまりにうまく行きすぎた例だけど、いいたいことは、タンヤオチー
トイにすることによってチートイの臭いを消すことと、餌と獲物の関係(つま
り出してほしい牌とそのための裏工作)、あとはあんまり早くチートイは決め
打たないほうがいいですよ、ってな感じかな。

 チートイって難しい役だけど、使いようによっては麻雀の面白さが倍増する
のさ。上の場合はほんとにうまく行き過ぎたんだけど、フリーで数打ってると
努力しだいではこうもうまく行くこともあるんだよね〜。そいじゃ皆さん頑張
ってくださいな。

高橋常幸(プロ協会C1リーグ所属)

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タンヤオチートイツをすすめる人は珍しい。たとえトイツ6個がみなタンヤオ
でも、西タンキでリーチするぼくは損しているのでしょうか?


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━━━(5)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
バブル絶頂期の89年、雀馬鹿への道をひた走る男の目に映っていたものは?
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■IT'sリアル麻雀屋巡り 第2話■

 麻雀をぶち続け限界を感じた4徹(4日間の徹マン)。

 その後行くサウナでかく汗は、麻雀ぶったあとの高揚を抑えるのにちょうど
よく、身も心も落ち着かせる。そして冷えた中生を飲み干し、仮眠室で爆睡を
かます。心身ともに癒される。これが徹マン明けの王道だ。

 俺はいつ頃からこんな生活になったのか定かではない。が、麻雀ぶちとして
憧れていた生活である。

 さて今日も俺はここ熊谷にて残った金を握り締め、あの店に再挑戦。金を減
らしたままこの街をあとにするわけにはいかない。少なくなった軍資金だが、
気合を入れればどうにかなるだろう。

 さっそくお店に入る。始まりの卓に案内されて配牌を見る。赤が一枚、中張
牌(チュンチャンパイ=真ん中の牌)であふれた手牌に「メンバーさん、悪い
ね」と口にする。

 手なりのテンパイが4巡目に入り、しかも3メンチャン。これは迷わず先制
リーチだ。ダマだと打たれてしまう可能性があり、オールができなくなるから
だ。打点に関わらず、多メン待ちなら出アガリは極力避けたい。ご祝儀を引く
オール麻雀は俺の基本で、見逃しも辞さず。これがトップが取れなくても軍資
金の減らない方法か。

「よっしゃ〜ツモ! ウラ1で2枚オール」

 上々の出足だ。次局も軽い手が入る。3巡目にポンしてテンパイ。

「またまたツモ! ゴミ(300・500)の1枚オール」

 どうやら絶好調のようだ。カゴにカードと青札があふれんばかりになった。
この間がうそのようだ。ただ黒札がないのは寂しい限り。だが今日はそろそろ
ここら辺でやめておこうかとラス半コールをかける。

※青札=千円札、黒札=一万円札

 カウンターで精算する。取りあえず青札をワシヅカミにポッケに突っ込む、
そしてカードだけ両替する、意外にも黒札が7枚になる。

 どうやら熊谷ともおさらば出来そうだ。地場の酒にうまい肴をつまみに、最
後の晩餐と洒落込むか……。明日の事は、明日決めよう。

斉藤勝久(プロ協会Bリーグ 1969/1/28生 ニックネーム:麻雀馬鹿一代)

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この人の頭の中身って60歳になっても変わらないかも。フリー雀荘に行ってる
だけなのに「東南アジア旅日記」風になってしまうのはなぜ?


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━━━(6)<金言劇場>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
麻雀の金言を毎月ひとつずつ紹介します。
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■今月の金言■

 こんな格言がある――。
「武士が礼儀を重んじるのは、それが美徳であるからではない。心の隙を人に
見せぬ要慎(ようじん)の為(ため)である」と。[中略]

 断言してもいい。勝ちさえすればいいとホザく打ち手はついにツキには勝て
ない。一局一局の勝敗を言うだけならこれでもいいが、マージャンは十年二十
年の長い歳月をかけた、そのグランド・トータルで勝敗のわかれるものだ。徹
マンで断トツだったと喜んでいるうちはトウシロウである。プロなら勝率を問
われねばならない。技量伯仲したプロ同士で勝率を最後に左右するのは、いか
に礼儀正しく打っていたかどうか、この一点に関わる。

 単純なツキではない。技量が優ったから勝てたのではない。礼儀正しく――
つまり隙がなかったから彼は高い勝率を最後には収め得る。そういうものなの
である。

――五味康祐先生(作家)のお言葉――
「五味マージャン大学」(青春出版社、昭和51年)より

■麻雀オタクの麻雀ゴタク■

 品格をキーワードとする最後の世代・五味康祐先生のお言葉です。高校生の
ときに読んでインパクトを受けましたが、やはりというべきか、礼儀とは無縁
な大人になり果てたのでありました。


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━━━(7)<吼えろ!白血病>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
業界初の白血病雀士による麻雀コラム。麻雀は骨髄で打て!!
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<前回のあらすじ>
自称豪運雀士・山口明大は思いもかけない白血病になる。しかし骨髄移植に成
功して無事生還。初の白血病雀士に。

■退院したら馬鹿ヅキだった■

 退院後では初めて東京に行ってきました。月刊「プロ麻雀」の新人王戦に出
るためです。というのは建て前で、ホントは仲間たちに元気になった姿を見せ
たかったのです。大会で存在をアピールしようと思ったんですが、やはりブラ
ンクが大きくて予選で足切り。

 大会開始2時間前までのフリー雀荘での成績は良かったんですが……。しか
し、その後の都内フリー巡りでは連戦連勝。飛行機代、ホテル代、食事代まで
いただいちゃいました。初めて東風戦を打ったんですが、なかなか楽しいもの
ですね。今まで敷居の高いものだと思っていたのですが、やってみると自分に
すごく合っていて楽しいと思いました。

 復帰第2戦は、地元徳島で王座戦の予選。新人王戦に出場したので本戦の出
場権は持っていたんですが、お店からの誘いもあってサークルの仲間たちと参
加しました。普段打ってるお客さんと真剣勝負するのは初めてでしたが、そこ
はプロとしての意地で3連勝。なんと優勝してしまいました。

 おかげさまで本戦への交通費、宿泊費も出していただけることになり、ちょ
っと浮かれています。本戦では去年3次戦で敗退したんで、それ以上をめざし
てがんばろうと思っています。

 だんだん寒くなってきました。みなさんも暖かくして風邪には気をつけて、
麻雀打ってくださいね。

山口明大(あきひろ) プロ麻雀協会所属 1976/5/29生

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故阿佐田哲也先生は、どんな人でも運の差し引きはチョボチョボだから、人生
9勝6敗なら上出来だといいました。やはり大病した後だから?


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━━━(8)<重箱の隅Q&A>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
麻雀に関するあらゆるQ&Aです。質問が寄せられたら取り上げます。
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■裸タンキはノーテンにできないの?2■

◆Question◆
 先月は裸タンキをノーテンとは言い張れないとのお答えでした。そこで、こ
んなケースはどうなのかという次の疑問がわいてきました。

 流局したときに、

Aさん「ノーテン」
Bさん「オレもノーテン」
Cさん「僕もダメだったよ。ノーテンだ」
Dさん「フフフ、オレの一人テンパイだな」

東東東東 一二三(チー)123(チー)888(ポン)

 パタッと開けられたDさんの手牌には、東が4枚。ここで一人テンパイだと
するDさんの主張は通るのでしょうか?

 テンパイであればかならず待ち形があると思うのですが、これは待ち形が確
定していないのでノーテンではないかと思うのです。しかし先月の答えのよう
に裸タンキ=テンパイだとするなら、これでもテンパイとなるわけです。

 なんでこんなことをいまさら聞くのかといいますと、この前、近代麻雀に載
った「ジャンロック」という漫画で、主人公が、

東東東東東東東東東東東東東 東(ツモ)

 という爆笑ものをやっていたからです。この待ちは一体なんなんだよと思っ
たわけで、これも待ちが確定してないから、まだノーテンで「和了」にならな
いんじゃないかと。【DONNAさん】

◆Question◆
 自分でポンしている牌のタンキ待ちだったらノーテンなので、ノーテン宣言
できるのでは? 相手が国士無双テンパイだと思っているとき、4枚目をつか
んでしまったとか(^^)【中島英昭さん】

◆Answer◆
 同じような質問が2通きました。ふだんは投稿がなくとも、こちらが不十分
なことを書くと指摘する投稿がやってくる――そういうものですよね。それで
はお答えいたしましょう。

 お二人のおっしゃる通り、自分でポンしている牌のタンキ待ちでは通常テン
パイとして認められません。こんなケースですね。

東 一二三123(チー)888(ポン)東東東(ポン)

 自分でポンしている東待ちではテンパイにならないのです。これが他人のポ
ンしている牌だったら問題ありませんが、自分の手牌で詰んでしまうとアウト
です。

 そうなると、裸タンキで流局したときには、自分でポンした牌のタンキ待ち
だった可能性もあるわけですから、伏せたままノーテン宣言してもいいことに
なりそうです。

 しかしそれでは通らないのが、理屈よりも「セコイことするんじゃねーよ」
という感情によって動いている部分です。たとえば上と同じ手牌だったとしま
しょう。

東 一二三(チー)123(チー)888(ポン)東東東(ポン)

 流局したときに、タンキ待ちの牌を伏せたままノーテンといっても許しても
らえませんし、開けてテンパイといっても認めてもらえないのです。変な話で
すよね。

 ですが「早いリーチは14ソー」という言葉は「早起きは三文の得」を連想
させるように、われわれの打っている麻雀では、江戸っ子の感情が底に流れて
いるのです。ここはあきらめて正々堂々とした麻雀を打ちましょう。

 なお、漫画に出てきた↓こんな手牌ですが、

東東東東東東東東東東東東東 東(ツモ)

 チートイツの4枚使いが認められないルールなら、この形の四暗刻も認めら
れない気がします。しかし字一色ならぬ東一色という役満まで出てくる漫画で
すから、そんなこといっても始まりませんよね。これは形としてはタンキ待ち
にもシャンポン待ちにも取れるものと思われます。

■質問の送り先

細々と生き長らえているこのコーナー。
来月も続けさせてやろうという方は以下まで。
質問以外の内容でも歓迎します。

福地誠 HZN01410@nifty.com


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━━━(9)<ハカセの四畳半から>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
ハカセの麻雀ライフ、あるいは麻雀関係の仕事についての独り言です。
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■雀ゴロから出版ゴロへ■

 麻雀が強くなることしか考えない数年間を送ったあと、ぼくは竹書房という
会社にもぐりこみました。27歳のときでした。仕事内容は「近代麻雀オリジナ
ル」という漫画雑誌の編集でした。

 ぼくの業務とは、漫画家と内容を相談したり、漫画のセリフを書き出して写
植の指定をしたり、麻雀プロに闘牌シーンを発注したり、記事ページの版下を
指定したり、読者欄を書いたり、といった内容でした。

 当たり前のことですが、麻雀を打つ仕事と麻雀を扱った雑誌の製作をするの
ではずいぶんと違いました。最初のうちは仕事をさぼって麻雀ばかり打ってい
ました。いや、ずっとたってからも変わりませんでした。2日も3日も雀荘に
寝泊りするような生活をしていました。

 いちおう真っ当な職に就いていて家庭もある。それなら社会復帰してるじゃ
ないか。そういえないこともないのですが、いまから思うとあやしいものです
よね。

 結局、竹書房にいたのはわずか3年でした。麻雀ばかりしていて首になった
ともいえますし、編集者として、あるいは会社員として、プロ意識を持つに至
らなかったことが理由かもしれません。

 辞めるときに引き止めてくれたのは麻雀プロばかりで、出版系の人は皆無で
した。辞めたあとに紹介された仕事も雀荘関係ばかりでした。出版人としては
一人前でなかったのだといまさらながらに思います。

 その後、雀ゴロから一転して今度は出版ゴロへの道を歩むのですが、そのき
っかけもまた麻雀でした。白夜書房という出版社の人が、社内にメンツが足り
なくなったからそこにぼくを加えたい、麻雀が強いらしいからきっと仕事もで
きるだろう、そんな誤解から仕事を発注してきたのでした。

 ぼくも今度は真面目に働きました。社員だったらスチャラカでもなんとかな
りますが、フリーランサーはすぐに食いっぱぐれます。それからは方々の出版
社を流れ歩いて編集の仕事をしながら、一方で麻雀の原稿を書くという生活を
続けてきました。

 そんな状況はいまでも続いています。仕事に関しては麻雀ライターと出版ゴ
ロという二つの顔を持っています。名前が出るのは麻雀ライターの方なので、
そちらが本業に見えるかもしれませんし、そういう時期もありましたが、どち
らかというと出版ゴロが本業です。

 そして麻雀一本でやっていきたいともじつは思っていないのです。麻雀を仕
事のタネにはしていても、ぼくの仕事は原稿やら何かしらを生産することであ
り、打つこと自体を仕事にする麻雀プロとは違います。打ち手としては生涯一
アマチュアで、それ以上のものになりたいとも思わないのです。

 イメージとしては数学者をめざさない算数の塾講師。作家でもプロでもない
ライターという薄っぺらい肩書きで、今日も吹けば飛ぶようなゴタクを書きつ
らねているのでありました。


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●○●○●「雀賢荘」からのお知らせ●○●○●○●○

本年最後の大会「第十回龍虎王決定戦」が開催されます。

<第十回龍虎王決定戦 日程(予定)>
@2002年12月13日(金)〜12月24日(火)
@雀賢荘大会サロンにて。

なお、今回だけの特別(?)プレゼントとして希望者4名に雀賢荘オリジナル
ヘインズTシャツ(「大魔人」飯田正人プロのサイン入り)をプレゼントいた
します。

http://jankenso2.is-jpn.com/whatsnew/pre_021128/pre_021128.htm


皆様、ふるって御参加ください。


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発行   有限会社 アイ・エス・ジャパン
     毎月10日発行
編集長  福地 誠
記事協力 日本プロ麻雀協会
編集   有限会社 アイ・エス・ジャパン
お問い合わせ jankenso@is-jpn.com 
雀賢荘HP  http://jankenso.is-jpn.com/
 
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