月カン!雀賢荘 Vol.28


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┃賢┃┃月┃カ┃ン┃!┃雀┃賢┃荘┃Vol.28┃
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【月カン!雀賢荘★INDEX】―――――――――――――――

(1)お笑い雀賢士列伝
(2)雀賢荘戦記
(3)若手でポン
(4)若手でチー
(5)金言劇場
(6)重箱の隅Q&A
(7)IT'sリアル麻雀屋巡り
(8)ハカセの四畳半から
(9)ハカセのトイレから
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■ごあいさつ

 自民党の総裁選も終わり、次は総選挙。麻雀の世界にも、統一ルールの確立
とか、ギャル雀1万軒の整備とか、公約が波及するかも。……ってなことはな
いと思いますが、今月のメルマガをお届けします。


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━━━(1)<お笑い雀賢士列伝>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

雀賢荘に出没するキャラクター、サークル、出来事などを紹介します。
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■■雀賢荘ユーザ浮気度調査■■

 ふと思いついて今回は雀賢荘ユーザにアンケートを取ってみました。知りた
いと思ったのは他のネット麻雀への浮気度です。ついでに雀賢荘の長所と短所
など、いくつかの点について聞いてみました。

 対象としたのはぼくがメールアドレスを知っている雀賢荘ユーザです。かた
っぱしからメールを送って、戻ってきたものを集計しました。知り合いを対象
としているので、思ったより偏りが出る結果となりましたが、それはそれとし
てご紹介しましょう。ちなみに回答数は31名でした。

 まず最初は浮気度です。やったことのあるネット麻雀と、いまでもやってい
るネット麻雀を聞きました。

◆1)過去に雀賢荘以外のネット麻雀をやったことありますか? あるという
方はどこですか?

東風荘    24人
麻雀大陸   18人
ハンゲーム   9人
TAISEN  9人
AOL     5人
割れ目でポン  3人
東南荘     1人
Jong Plugged  1人
アトムでポン  1人
みんなゲーム  1人
インフォシーク 1人
Pulala     1人
なし      0人

 浮気経験なしという方は0人という結果となりました。このなかには、他を
経由して雀賢荘にたどりついた人もいれば、雀賢荘で初体験してから他所をや
ってみたという方もいます。

 圧倒的に多かったのは東風荘と麻雀大陸です。3位のハンゲームまで含めて
無料は強いという結果が出ています。東風荘と麻雀大陸は二人に一人以上は経
験があるわけですから、まず最初にやってみる定番といえそうです。と同時に
評判が悪かったのもハンゲームを含めたこの三つで、すぐに止めたという意見
も多々ありました。いずれにしろ敷居が低いわけです。

 有料ながら4位に入ったのがTAISENです。同じ有料でもJong Plugged
はわずか1人と差が開いています。TAISENをやっていたという話はよく
聞く一方で、Jong Pluggedをやっていたという話は聞いたことがありません。
天下のso-netがやっているJong Pluggedには、孤高の立場を守っている印象が
ありますね。

 AOL、割れ目でポンなど、すでになくなってしまったネット麻雀も名前が
出てきています。ネットを使いこなし、いろんなネット麻雀を渡り歩いている
様子がうかがえますね。

 インフォシークのやつ、Pulalaのやつ、などという本人もよく覚えていない
ものも挙げられています。また人によって、以前やったことがあるといってい
たのに今回のアンケートでは書いてこなかったものもありますから、本人も忘
れてしまうようです。きっとその程度の存在なのでしょう。

 つぎの質問はいま現在の浮気相手です。こうして流れ歩いたあとで雀賢荘に
腰を落ち着けたユーザが多いようで、現在進行中の浮気度はあまり高くない結
果となりました。

◆2)現在、雀賢荘と並行してやっているネット麻雀はありますか? あると
いう方はどこですか?

麻雀大陸    7
ハンゲーム   5
TAISEN  5
東風荘     4

 目的や気分によって使い分けしている人が多いようで、本妻は雀賢荘という
姿勢が目につきました。コメントをいくつか拾ってみましょう。

「東風荘はたま〜に。時間がないときにサンマでサクサク。あと雀賢荘で調子
悪いとき調整代わりに打ちます」(可純姫)

「雀賢荘がつまらないときやサーバエラーの時(笑)に東風荘をやる」
(笑う犬の冒険)

「時々、ハンゲームで東風戦を^^;」(新ちゃん)

「大陸では3麻しかやりませんね。といって雀賢荘にも3麻が欲しいか?と聞
かれても答えは「NO」ですが」(ちちビンタ)

 多くの人は東風戦やサンマなど、違った麻雀を打ちたいときに、他のネット
麻雀へ行くようです。また仲間とチャットしながら打ちたいときと、無言のま
ま使い捨て気分で打ちたいときで、使い分けている人も目につきました。笑え
るケースでは、匿名で荒らしたいときはハンゲーム、自分の名前でちゃんと打
ちたいときは雀賢荘という人もいました。

 雀賢荘の方が浮気だと明言したのはわずか一人で、その人の正妻はTAIS
ENでした。

 つぎに雀賢荘の長所を聞いています。

◆3)雀賢荘の長所を次のなかから選ぶとするならどれですか?(複数可)

1.卓の見やすさ、使いやすさ
2.麻雀のルールやサロン構成
3.月に1回、大会があるシステム
4.仲間がいる
5.単なる成り行き
6.止める手続きが面倒なだけ

1.25人
2.13人
3. 5人
4.27人
5. 0人
6. 0人

 答えは1と4に集中しています。1の「卓の見やすさ、使いやすさ」に関し
てはかなり満足度が高いようです。雀賢荘の平均年齢の高さはここから来てい
るのかもしれません。

「他のネット麻雀に比べて牌がデカクて見やすいっす♪ 実はおいら老眼なの
よん……シクシク」(JOKER)

「なんせ卓の見易さはどこにも劣らないと思うよ」(匿名希望)

「東風荘と比較して軽い。東風荘の重いときは打っているのが苦痛になります
ね」(ぴくぴく)

 4も高評価です。

「他のネット麻雀では本当に麻雀を打とうっていうときしかいかないですが、
雀賢荘は打とうというよりみんなに会いにいこうって感じでいきますので、そ
れが5年ほど続いている理由だと思います」(ジャン)

「おいらにゃ仲間がいっぱいだい♪」(JOKER)

 そして2の「麻雀のルールやサロン構成」はまあまあの評価。3の「月に1
回、大会があるシステム」はかなり低い評価で、これを不満の項目に挙げてい
る人もいっぱいいました。じつは今回のアンケートで、対象の偏りが痛感され
たのはこの項目で、というのも現実に行われている大会は人であふれ返ってい
るからです。コメントはこんな感じになっています。

「回数制限は絶対必要だと思う。時間のない人は100回以上も打つ人には到底
勝てないし、不公平だと思いますね」(天津影久)

「一カ月単位でランキングサロンを開催して欲しい。10間日しかないと、それ
以外が無目的になってしまうから。10間日と言う短い時間なら回数を限定して
欲しい」(坊やまさ)

「大会については現行ルールでは興味が薄れました。規定打席を設けたほうが
良いという考えです。あと言っちゃっていいっすかね? 大会の賞品がショボ
イと思います(笑)」(ちちビンタ)

 こんな意見が他にもいっぱい見られ、また掲示板にも同様の意見がときどき
書かれます。しかし現実に大量の参加者がいる以上、人によって正反対という
ことでしょう。

 今回アンケートを取ったのはぼくの知り合いですから、つまりチャットする
人たちです。4の高評価と合わせてみると、仲間を作る人たちは現行の大会に
は興味がなく、仲間を作らない人たちは現行の大会を好む、そんな仮説が立て
られるかもしれません。

 これ以外の点で雀賢荘の長所を聞いてみました。

◆4)それ以外に雀賢荘がいいと思う点はありますか?

 圧倒的に挙げられたのはマナーのよさでした。これは全員の意見が一致して
いたといっても過言ではありません。雀賢荘は有料でそれなりに敷居が高いこ
とや、平均年齢が高いことから来る特徴でしょう。コメントはこんな具合とな
っています。

「全体的にマナーがよく、実力のあるユーザーが多数いる」(FRED)

「他のサイトに比べたら格段にマナーが良い!」(笑う犬の冒険)

「雀賢荘は初心者でも気軽に入り込めるようなほのぼのしたサイトだと思いま
すね」(天津影久)

「真剣に麻雀を楽しむことも出来れば、チャットなどそれ以外の楽しみ方もあ
る」(おおにた)

「チャットしながら楽しく打てる」(チビタ)

 運営サイドの姿勢も含めて、平和で民主的な雰囲気がいいという意見もあり
ました。ここらへんは雀賢荘ならではの雰囲気といえそうです。

「態度の悪いひとが少ないですね。そのせいか管理者の介入もないし、トラブ
ルを参加者同士でかたずけられる雰囲気があります」(10−4)

「ルール改定や掲示板の書き込み規制など、利用者の意見も取り入れてくれて
いる」(新ちゃん)

「それなりに自浄作用が働いているような^^;」(ryus@pin)

 また具体的な機能で挙げられた点といえば、対戦ログ、待合室、オリジナル
キャラ、代打ち、といったところでしょうか。

「対戦ログが残ること」(横好き)

「待合室があるのは良いですね。私的会話をロビーで話しているのは目障りで
すし」(ちちビンタ)

「オリジナルキャラが登録出来る」(紫頭巾)

「他のネット麻雀に比べて牌の流れが自然(生打ち)に近い気がする。偏るこ
とも多いのだが、生打ちでもありえる程度の偏りかたかも」(朝太郎)

「代打ちがある程度のレベルである」(濱ちゃん)

「名人卓があるところ。実戦にやや近いと思うので」(可純姫)

「待合室で誰がログインしてるかわかる。観戦者が誰かわかる。オリ画が使え
る」(holy3900)


 つぎに雀賢荘の短所を聞いてみました。とくに多かった意見は、永世名人ま
でのハードルが低いことでした。

◆5)雀賢荘のよくない点は何ですか?

「昇級が安易すぎてマンネリ化しちゃいます」(ぴくぴく)

「永世名人が多すぎ(笑)」(suji)

「永世名人になるとこれといった目標がなくなること」(だっくん)

「永世と名がつくならばもう少し高いハードルを設定して価値あるものにして
欲しい。加えて負けると故意落ちする何人かの永世に遭遇したのですが、そう
いうプライドの無い連中に永世の称号はいかがなものか?^^; マナーも含め
て落ち率3%が許し頃では?」(朝太郎)

 それ以外に多かったことといえば、挨拶の問題と故意に途中落ちしてしまう
人のことでした。挨拶に関しては、するべきという人と、いらないという人の
両側から意見が寄せられています。

「最近挨拶しない方が非常に増えましたね。自分が上がった時だけ「あり」を
発するヤツとか。挨拶するのが雀賢荘の良い所でもあると思うので「郷に入れ
ば郷に従え」と…」(けんぢ)

「あり・おめが一般的になってる。挨拶は必要だが振り込んでる人がいるのに
おめは抵抗がある。つもられておめも言いたくないね(笑)」(より自然流)

「途中抜けに対する罰則(例えばオールつもぎり)などの検討は?」(紫頭巾)

「負けが込んで勝手に落ちちゃう人っていますよね。その後ダイウチが無駄に
頑張っちゃって点数が増えた場合、その人の持ち点に反映されちゃうのはどう
かと思うんですよ。いっそ落ちて戻れなかった場合は一律のペナルティがあっ
たほうがよろしいかと……例えばマイナス50とか。こうでもしないと故意落ち
って減らないと思うんです」(ちちビンタ)

「故意落ちしたことないのに…サーバーの都合で落とされて…抜け率がつけら
れてるとこ!!」(坂本竜馬)

「ダイウチがリーチかけたり、あがってトップとったりするのが許せない……
(笑)」(チビタ)

 それ以外は少数意見ですが、意外なところではキーボードが使えないという
指摘があって、なるほどと思わされました。他のネット麻雀のことはわかりま
せんが、少なくとも東風荘はキーボードで様々な操作ができるようです。

「牌勢が偏りやすい気がする」(FRED)

「大陸はチームが乱立して気持ち悪かったのを覚えています。群れるのは嫌い
なので雀賢荘もやばいですね」(10−4)

「キーボードが使えない(これ結構重要だと思う)」(笑う犬の冒険)

「掲示板がこわいかな〜。凝り固まるのは良くないと思います。あと人が少な
くて打ちたいときに打てないときがあること(朝六時とかね)」(可純姫)

「一回打つのに結構時間がかかる」(匿名希望)

「仲間で固まりがち。気が合った仲間と対戦するのは楽しいし、気が合わない
人と対戦を避けるためにはよい方法なのかもしれないが、新しい出会いが少な
くなる。大会はランダムに組んでもよいのではなかろうか」(おおにた)


 また他のネット麻雀について、そちらの長所を聞いてみました。これは圧倒
的にTAISENの話が多くなりました。機能的に充実しているようです。

◆6)他のネット麻雀をやっていた(やっている)方は、そちらの長所は何で
すか?

「麻雀大陸の割れ目・サシウマは簡単に試合が済むから楽だよ」(JOKER)

「麻雀大陸は三麻があってなにしろ早い。平均半チャン時間が6分かな」
(匿名希望)

「自分らしさ考えずに荒らしに荒らせること」(ぽち【弥連】)

「東風荘は無料である!キーボードが使える」(笑う犬の冒険)

「ハンゲームは自分で好きな卓名が作れて、東風戦や東南戦、赤ありか赤なし
か、喰いタンありかなしか、うまありかなしか、やきとりありかなしか、が自
由に選べる」(匿名希望)

「東南荘や麻雀大陸でしたら雀賢荘以上にいろんな大会を開いているから、そ
の点はすごくいい感じだなって思いました」(ジャン)

「TAISENはとにかくデータが充実している。また局終了時とログで相手
の手牌と山をすべて見れる。相手の手牌や残り牌の読みが正しかったか確認で
き、読みの訓練に役立つ。また毎日トーナメントを行っていて参加者全員の記
録が残る。私も何回も参加したがなかなかいいものである」(holy3900)

「TAISENの場合 卓にパスワードがかけられる」(suji)

「以前は雀賢荘より画面の見やすさや打ちやすさもTAISENがよかったの
ですが、数年前にリニューアルしてからは全然面白くなくなって雀賢荘に来た
しだいです」(天津影久)

「TAISENの場合は、階級戦、ルール別など、いろいろなサロンがあるの
で好きなサロンで遊べる。しかし面子がなかなか揃わないので長所とも言えな
いかも^^;」(朝太郎)


 そして最後に、雀賢荘についての意見、提案などを聞いてみました。

◆7)その他、雀賢荘と他のネット麻雀との比較で、何かご意見がありました
らお書きください。

「雀賢荘に対する希望としては「観戦拒否」と「観戦可」がプレイヤーによっ
て選べないか?という点」(ちちビンタ)

「ふくちー卓やチャットなし卓など作ってください」(坂本竜馬)

「プロはどこ行った〜^^;ハカセもどこ行った〜^^;」(笑う犬の冒険)

「なんせ早く最後まで牌が見れる機能を追加してくれ(笑)」(匿名希望)

「キャラをもっとかわいくしてほしい^^」(匿名希望)

「ツモやロンボタンわ左クリでいいけど、ポン・チーのスルーわ右クリにして
ホスィ」(けんぢ)

「雀賢荘はあまりルールをいじらないで欲しい」(FRED)


 どうでしょう。このメルマガを読んでいるのは実際に雀賢荘をやっている方
が多いと思うのですが、共感するところは多かったでしょうか?

 回答者がかなりコアなヘビーユーザであるため、内容には偏りが発生してい
ます。しかしぼくもヘビーユーザであるため、ライトユーザから見たギャップ
はよく見えないのです。

 だいたいのところは雀賢荘の掲示板などで見たことある意見でしたが、ぼく
個人として一番なるほどと思い、うれしい気がしたのは、雀賢荘には民主的な
雰囲気があるということでした。

 ぼくは無料の世界の荒れ具合を知らないのですが、確かに雀賢荘はムーミン
谷のような世界と思えます。フリー雀荘や職場の麻雀仲間など、リアルの麻雀
を考えてみても、やはり麻雀は穏やかにできるのが一番です(´▽`)

 知り合いの話を聞いてみると、麻雀を打っているうちに熱くなって、マウス
を何度もぶっ壊している人も少なくないようで、ムーミン谷なんて思っている
のはぼくだけかもしれないですが。


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━━━(2)<雀賢荘戦記>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ぼくが雀賢荘で1ヵ月間に対戦した記録です(byハカセ)。
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●9月12日(金)→4
久しぶりに打ったらラス。しかもオヤジ卓(´ヘ`;)ハァ

●9月16日(月)→21
雀賢王に挑戦するもインパチ振ってあっさり敗退。

●9月25日(金)→2131
明後日の雀王オープンに向けて調整。しかしネットで調整になるのか?

■9月の成績
1着3回
2着2回
3着1回
4着1回
秋風びゅー(゜д゜)ノダー


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━━━(3)<若手でポン>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若手プロによる戦術論。彼らはこんなことを考えて麻雀を打っている。
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■■勝者の条件■■

 雀賢荘のみなさん、こんにちは。いつ夏が終わったかと思ったら、今はもう
冬の到来を思わせる肌寒ーい天気。落ちゆく枯葉と共においらの手牌も落ちて
ゆく〜♪ いやいやそんなことはありませんけどね。

 さて今年はなかなか「熱さ」を感じさせられることの少ない夏でしたが、そ
んな中で超ホットな一日がありました。それは「麻雀最強戦全国大会」。前に
ここでちょっと書きましたが、竹書房が主催する麻雀のタイトル戦でその規模
はタイトル戦のなかで一番BIGなもの。

 全国大会は各地方予選を勝ち抜いた強者どもが一堂に集結しプロとのガチン
コ勝負。おいらは残念ながらプレイヤーとしては参加できず運営でセコセコ働
きに行きましたが、それでも今回は十分見てるだけで「熱さ」を感じることが
できました。

 決勝−鈴木たろうプロとアマチュア3人の戦い。先行したのは関西代表のア
マ。着実に点棒を重ねリードを広げていく。しかし南場に入り「最強位」を意
識したのか手順が乱れてくる。じっと耐えるプロ。そして迎えたオーラス、2
着がトップから倍満直撃か役満ツモ以外は逆転できない状況。

 誰もが終わったなと思い会場を後にしようとする。おいらも片付けの準備に
取り掛かろうと思ったその瞬間−会場にどよめきが起こった。なんだなんだと
思い駆けつけると、なんとそこには役満を和了って真っ白になってる鈴木氏の
姿があった。逆転優勝である。

 最後の最後に見せてくれました。おいらは同じプロとして鈴木氏を応援して
いたが、決勝一回勝負は誰が勝ってもおかしくない。それでも最後にプロらし
さを見せてくれた鈴木氏に心が「熱く」なりました。

■はったりシステムNo.27発動!

 さて「熱い感動」から半月後−C1リーグ第9節、16人中14番目のおいらは
降級のちらつくさえない位置。いい加減結果を出さなければと今まで色々試み
たが未だ効果なし。それでも今回こそはと卓につく。1回戦、4000オールを守
りきってトップ。2回戦、親番で吹いて大トップ。3回戦、もはやバカヅキで
3連勝。

 自分でもやるなあと思いながらも、日程上この日は6回打つことになってる
ので、これで疲れて後半マイナスを叩いたら意味が無い。ここからが本当の勝
負だと気を引き締めて4回戦に向かう。

 4回戦、上家がやたら調子がいい。東場で親番の上家は、配牌でいきなり考
え込んでいる。2巡目にダブ東も捨ててきた。あんまり魅力の無い手牌のおい
らは早くも3巡目でオリを決意。あんのじょう親は5巡目に早々とダマでテン
パイ。7巡目に1万2000の出アガリ。

 振った他家の事情は分からなかったが、これは事故とはいえない。おいらは
自分の方針が間違ってなかったことを確認し、勝負所をじっと待つ。そして南
場になって上家の親番を迎えた。

 おいらの配牌は以下の通り。

一二七九(1)(5)(6)118南西發中 ドラ西

 この手がどうにもならないことを感じとったおいらは、ここを勝負どころと
決め大博打に打って出ることに決めた。

 まず1巡目、親の打った八をチー、打(5)。数巡後1もポン。あとはほとん
どノータイムでツモ切り。役牌とドラが重なった時だけ行く気であったが、後
はブラフ。アガリに向かうなら強引にチャンタにするのだが、これだけなら誰
でもできる。重要なのは、たとえメンツができても字牌は捨てないことだ。と
いうよりは始めからメンツを作る気は無い。周りに絞らせたいのだ。あまり手
出しが多いとバックがばれる。これが勝負の感性。

 ていねいな上家はしっかり牌を絞ってくる。捨牌に合わせ打ちが多いのを見
ると、ネックとなる牌を何枚か抱えて真直ぐ来れない様子。トップ目であるこ
とも考えて、オリてくれたようだ。結局まわりも勝負を避けたようで、全員ノ
ーテン流局。親の河にはメンツが何枚も並んでいた。牌を流し込むとき、親が
悔しそうにドラ2枚を一瞬見せ、―勝った―そう思った。

 この半荘は結果として2着。そして5回戦はトップを取り、6回戦も2着と
なった。合計6回戦のうち4回トップで、オール連対の+261。一気に昇級が
見込める暫定5位に浮上した。

 いままで試みてきた様々な考え、戦術はどうやら無駄ではなかったらしい。
特に鳴きに関しては、ここで紹介した内容をそのまま実戦でやれるようになっ
たのが大きい。いろいろ試み、ここで紹介したことは自分に大きくプラスにな
っていたのだ。

 来月のこの雀賢荘メルマガは、おいらにとって連載一周年の大事な回。ここ
で皆さんにいい成績を報告できれば本当に嬉しいが。それではまた来月お会い
しましょう。

(高橋常幸:プロ協会C1リーグ)

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桜井章一さんの言葉で「役満をテンパっててもオリられるときが上本流」とい
うのがあります。これは人によって「3巡目でオリられるときは絶好調」とか
「反射的にブラフができるときは絶好調」とかありそうですね。


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━━━(4)<若手でチー>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若手プロによる流行の先端を行く戦術論。麻雀に流れはある!
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■■人読み〜打ち手のタイプ分け〜■■

 自分の麻雀の実力がある程度向上してくると、対戦相手の実力が計れるよう
になってきます。

 ネット麻雀では相手の表情や息づかい、牌さばきを見ることが出来ないので
リアルでやる麻雀よりも多少計り辛い部分があります。ここで、ネット麻雀で
相手の力量を測るのに重要な要素をいくつか挙げてみましょう。

★1 リーチのタイミング
・とりあえず、テンパったらどんな待ちでも全部リーチの「即リータイプ」
・ダマでマンガン・ハネマンでも最終形ならリーチの「男気タイプ」
・役があったらあまりリーチをかけてこない「消極タイプ」
   
 リーチという役には裏ドラによって得点が倍増するというメリットがありま
す。状況によっては大きな武器になりますが、同時に相手に隙を見せることに
なります。今、点棒がどの程度必要なのか? リーチでテンパイを教えて損な
部分の方が大きくないのか? を常に考えたいですね。

★2 リーチをかけられた後の対応
・ある程度厳しい所をガンガン打ってくる「全ツッパタイプ」
・出来るだけ安牌を切っていって回ろうとする「カウンタータイプ」
・躊躇なくベタオリを選択する「堅実タイプ」

 もちろん、これはその時の自分の手牌や点棒によって変わってくることです
が、どれを一番多く選択する打ち手なのかは割と簡単に判別できます。リーチ
をかけたからといって、安心しないで相手の対応、手牌進行の度合いを見て、
自分なりに考えるのも戦術的にとても重要だと僕は思います。

★3 仕掛けの幅
・役牌は何でも1鳴き、テンパイスピード最優先の「スプリンタータイプ」
・状況によってある程度点数に変化がある「中距離タイプ」
・役牌は必ず2鳴き、ポンテン・チーテンが基本の「ステイヤータイプ」

「スプリンタータイプ」の人の仕掛けはドラやホンイツが絡まない限り安手、
軽視できます。逆に「ステイヤータイプ」タイプの仕掛けはある程度手牌が整
ってから鳴くので打点が充分な事が多いのでそれなりに注意が必要です。

★4 仕掛けに対してのケアの度合い
・他家の仕掛けには目もくれず、我が道を進む「織田信長タイプ」
・ホンイツやチンイツなど染めにはしっかりケアする「豊臣秀吉タイプ」
・さらにタンヤオやチャンタ系までしっかり対応する「徳川家康タイプ」

 なんか良くわからないタイプ分けですが、言いたいことは伝わってるんでは
ないかと勝手に思っています(^^; ようは慎重さの度合いですね。どの程度
我慢できるかってことです。

 どうでしょう、他にもあるかもしれませんが、この4つである程度打ち手の
タイプは選別できるとおもいます。どのタイプも一長一短で、自分がどのタイ
プが得意か、どのタイプが苦手かをきちんと認識できていれば、きっと成績の
向上につながることでしょう。

 さて、来月は相手の能力を計ったうえで、どうするかを書いていきたいと思
います。それでは、また来月!!

(鎌田勝彦:プロ協会C1リーグ)

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プロスポーツの世界では情報戦がすごいことになっています。相手の情報を集
めるのは当然で、プレイする側も意図的にフォームを崩したプレイを混ぜたり
するとか。麻雀でも相手のカルテを作ってるプロはいるみたいですね。


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━━━(5)<金言劇場>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

麻雀の金言を毎月ひとつずつ紹介します。
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■今月の金言■

 ドイツの医学者フロイトが、精神分析を創始したとき、人間を支配している
ものは、意識より無意識がより強大であり、無意識の領域では、性的なものが
絶えず調和を求めて、作動している。これが、精神文化の分野では、非常に大
きな意味をもつものだ、と強調した。

 こうして、調和とか平和とかを表す場合、物体の形体によって、あらかじめ
男性的なものと、女性的なものを分けておくと、男性的なものと、女性的なも
のの共存こそ、もっとも好ましいとりあわせとなる。

 この原理は、広告写真・宣伝技術の分野でどんどん採用されるようになって
きた。

 コーラのビン(男性シンボル)にレモン(女性シンボル)、円い帽子(女性
シンボル)のなかに立つ、清涼飲料水のビン(男性シンボル)、バットにボー
ルなどという例は、かなりひんぱんに目につく応用である。ラッシュ時の満員
電車の詰めこみも、男女同数のとき最大限を許容するという実験もされている。

 ここまで書いてきて、もう賢明な読者にはおわかりかと思うが、十五世紀ご
ろ、麻雀を発明した中国の天才は、すでにこの理論に即して、筒子(丸いもの
=女性的なもの)、索子(とがったもの=男性的なもの)を使っているのだか
ら、オドロキである。もっとも、陰陽道からきているかもしれないが……。そ
れだけ良くできているのだから、あなたを知らず知らず夢中にさせても当然と
いえるわけだ。

――谷神明先生のお言葉――
『サラリーマン麻雀作戦』(1967年、金剛出版)より

■麻雀オタクの麻雀ゴタク■

 ピンズが女性のシンボルでソーズが男性のシンボルという、フロイトもびっ
くりの新説を唱えているのが谷神明先生です。ウルフガイシリーズの主人公・
犬神明とは関係ないんでしょうねえ。

 ではマンズは? 字牌は? 麻雀を発明した中国の天才って誰よ? と疑問
はつぎつぎとわいてくるのですが、そんなことはどうでもいいのでしょう。

 この本にはマージャン金言集もついていて、他の本では見たことない金言が
いろいろ出てきます。いわく「七対子は白で待て」「ひとの振り見てわが振り
直せ」「ドラ息子には旅をさせよ」(→使えないドラはさっさと切れ)「配牌
悪けりゃ無理心中」「ヤミテンかせぎのハコテン知らず」「皮を切らせてロン
を取る」など。

 著者は読売新聞の記者らしいのですが、新聞記者って書くスピードはすさま
じいけれども内容もすさまじい人がいっぱいいて、そんな一例といえるかもし
れません。他に『飛び出せ!サラリーマン』という著書もあって、こちらもサ
ラリーマン金言など載っているでしょうから笑えそうです。

 と、ボロクソ書いてしまいましたが、なかなか歯切れがよくて面白い本なの
でした(≧∇≦)


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━━━(6)<重箱の隅Q&A>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

麻雀に関するあらゆるQ&Aです。質問が寄せられたら取り上げます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 またもや投稿がなくてお休みです。投稿された方には処女の陰毛をプレゼン
ト……できませんが、何か質問などありましたら、とりあえずメールをお寄せ
くださいませ。

■質問・投稿の送り先
質問以外の投稿も歓迎します。

福地誠 HZN01410@nifty.com


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━━━(7)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バブル絶頂期の89年、雀馬鹿への道をひた走った男によるナルシーエッセイ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■第12話 西川口流まみれの日■■

 先日のリベンジを果たし、麻雀の内容にも自己満足する俺。副産物も意外と
多くついてきた。カッパグとはこういうものかと改めて思わされる。

 馬鹿勝ちした自分に久しぶりのご褒美とばかりに、歴戦の疲れを癒そうと西
川口流にお世話になりに行く。気分がいいと体調もいいのか、思わず「抜かず
の2発」。すっきりしたところで次は食欲を満たしに焼肉へ。

 満腹になり、また麻雀でもぶつかと迷っていた。するとすっかり顔なじみと
なった客引きの兄さんが「たまにはお兄ちゃん、ウチの店見てってよ。ね!写
真だけでも」と声をかけてきた。気分も体調もすこぶる調子のよかった俺は、
まあ写真ぐらいは見てやるかと思い写真に目をやった。

 そこにはとても興味を引かれる写真が一枚。好奇心と探究心が旺盛な俺は、
麻雀のことは忘れ、思わず写真を指名をする。指名したかいあって大当たりで
あった。すっかり調子に乗り、ついつい延長して「男気」を無駄に放出する。
気がつけば先日の馬鹿勝ちがウソのようにフトコロも寂しくなっていた。

 今日一日は麻雀を離れ「癒しの日」と思っていたが、麻雀はそれを許してく
れないようだ。結局、寂しくなったフトコロを癒しに、また硬く四角い冷たい
パイをモミに行くことにした。

 旅ぶち人として連日同じ店に行くのは気が引けるが、他にあてもなく、仕方
なく昨日と同じ店に行ってみる。「いらっしゃい斉藤さん。さっそく始まりだ
よ」とオヤジが言った。

 メンツを見ると常連のオヤジが3人いた。少し仲良くなったおじさんに「ど
うもよろしくです。サクライさん」と言うと、「いやー、今日はサクライじゃ
なくカックライで〜す。サイト―ちゃん」といきなりジーギャグ(オヤジギャ
グ)だ。

 そんななか俺は東家に案内される。ドラは西。配牌に東と發がトイツで、仕
掛けられれば軽い手だ。俺はアガリ優先とドラの西を第一打から切りとばす。
南家と北家も合わせる。西家のオヤジが「もうドラないの! じゃあシャーな
いの」とドラを切る。南家が「そう、シャーないシャーない」とハモル。

 そんなくだらない麻雀談義を聞かされ、4巡目にカックライさんが「見て見
てサイちゃん!」と。何かと思えば北を3枚並べて「ほらサンペーです」とギ
ャグをカマス。そこに北家がリーチをかけ、最初のツモで「おっと、イッパ〜
ツ」とパイを河に叩きつけた。

 俺はオイオイいいのかい河に捨てちゃってと思っていたら「なあ! 發だろ
う」と言った。俺は何だよジーギャグかよと思っていたら、すっかり發を仕掛
け忘れた。

 そして次は「ヨウシ!兄ちゃん!トンだよ」と言った。俺は何で飛ぶのか理
解できずに考えていたら、またまた東を仕掛け忘れてしまった。「あっ!くそ
やられたぜ」と思わず口にする俺。今日はいきなりペースを乱され、自分の麻
雀が打ち切れずに「ショウガネエ!今宵は麻雀を楽しむか」と思った。

 そして俺も2枚目のダブ東を「ザブトン!ポ〜ン」と言って仲間入り。すか
さずオヤジが「ほら兄ちゃんザブトン一枚」と東を渡され、一万を捨てる。す
ると南家が「じゃあ俺も!イチマン去ってまたイチマン」といいながら合わせ
打ちをした。

 こんな調子で続く麻雀に、これもまた西川口流かと思う俺であった。

(斉藤勝久:麻雀馬鹿一代、プロ協会Bリーグ)

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男気を放出してジーギャグをいえば西川口流の一日。麻雀馬鹿一代、別の名を
西川口流一代です。それにしても全部で何回放出したんでしょーね?


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━━━(8)<ハカセの四畳半から>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ハカセの麻雀ライフ、あるいは麻雀関係の仕事についての独り言です。
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■■麻雀漫画はドラマなの?■■

 前回のメルマガが出たあとで、しばらく考えてしまいました。

 映画や小説、漫画では、話をドラマチックにするために現実から離れざるを
えないため、テレビの医療ドラマは医療の現場からは遠いものになりますし、
麻雀漫画ではイカサマや超能力麻雀が飛び交うことになります。そんなことを
書きました。

 しかし本当にそうなのだろうか? もし現実からかけ離れているとしたなら
ば、そこに視聴者や読者はいなくなってしまうのではなかろうか。そう思った
わけです。

 医療ドラマと麻雀漫画では事情がやや違ってきます。というのもテレビで医
療ドラマを観ているのはうちのかみさんのような人たちで、医療の現場にいる
人たちは観ないと思うからです。

 しかし麻雀漫画は麻雀を好きな人たちが読んでおり、彼らは実際に麻雀を打
っています。うちのかみさんのような人たちは見向きもしないわけです。この
違いは何かといいますと専門性の有無ですよね。

 いま麻雀の漫画誌は3冊ありまして、これは非常に珍しい事態です。特定の
分野で専門の漫画誌が商業的に成立するということは、他の分野ではないに等
しいのです。

 他にあるのは、エロ漫画誌、パチンコ漫画誌、パチスロ漫画誌、アニメ系漫
画誌くらいで、ときどき釣り漫画誌、競馬漫画誌なども出されますが、なかな
か続きません。以前あった野球漫画誌もすでにありませんし、格闘技漫画誌だ
ってありません。

 そんな麻雀漫画誌が、本当に現実の麻雀から遠いものなのでしょうか? そ
うだとしたら、麻雀好きな人たちは買わなくなってしまうのではないでしょう
か? そんな風に思ったわけですね。

 エロ漫画で考えてみると話はわかりやすくなると思います。エロを追求して
いくと実写になり、さらに進むと生身となってしまうわけですが、エロ漫画と
いうジャンルも存在しているわけです。つまりエロとドラマの配分具合によっ
てユーザは住みわけていて、好みの配分度合いを選んでいるのです。

 というわけで麻雀漫画は麻雀してないという言い草は、エロ漫画はエッチし
てないというのと同じことだと思ったわけです。それどころか麻雀+デビルマ
ンというゲームソフトや、麻雀+信長の野望という携帯電話用ゲームすら存在
していますから、さらなる矛盾した足し算が展開されています。

 そもそもゲーセンでおなじみの脱衣麻雀だって、あれが麻雀か? といわれ
たら悩んでしまうシロモノですが、20年近くにわたってゲーセンの必須アイテ
ムだったわけです。ぼくが前回に書いた内容は、麻雀は手積みでなければ麻雀
じゃないというような、脳みそコチコチの説教に等しいタワゴトだったのであ
りました。\(__ ) ハンセィ

 そういえば、ぼくが書いたこじつけ系の解説本を、その漫画の著者である福
本さんは、「いやー、読んでみたらおもしろかったよ。全然期待してなかった
んだけどさ〜」とほめてくれたのでありました(* ̄m ̄) ププッ


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━━━(9)<ハカセのトイレから>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

麻雀業界について思ったこと。独り言です。
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■■麻雀雑誌の難しさ■■

 今年7月に創刊された『麻雀ワールド』という雑誌が早くも休刊になりまし
た。漫画誌なら3冊ありますし、テレビの対局番組も続いていますが、活字の
麻雀誌はうまくいかないのです。

 スポーツやゲームの雑誌では、たいてい競技の世界が対象になっています。
将棋の雑誌を見てみると、プロ棋士の観戦記や自戦記やエッセイが並んでいま
す。けれども、同じように競技の世界を扱ってプロの文章を並べても、麻雀の
雑誌は売れません。

 スポーツやゲームの雑誌には、中学や高校のクラブ活動の延長にあるような
コアなファン層がいて、そういった人たちが購買層になっています。麻雀の場
合はそういったコア層がいないかわりに広く浅いファン層がいて、漫画誌やテ
レビ番組などが成立しているわけです。

 むかし阿佐田哲也先生が麻雀新撰組を作ったとき、小島武夫さんを「麻雀で
プロレスをやらないか」と誘いました。プロレスとはすなわちエンターテイン
メントです。ガチンコの格闘技とは違います。

 阿佐田先生が見抜いていたように、麻雀ファンの求めるのは娯楽的なものな
のです。麻雀のギャグ漫画はあっても、将棋やバスケットボールのギャグ漫画
はありません。麻雀は運が根幹にあるからでしょうか。

 ってなわけで、プロ協会が製作していた『麻雀ワールド』は休刊したわけで
すが、先日プロ協会が主催するぷちタイトル戦であっさり敗退したため、ちょ
っと嫌がらせを書いてみました(≧∇≦)ブァッハハ!


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●○●○●「雀賢荘」からのお知らせ●○●○●○●○

■大会の予定

次回大会は第14回龍虎王決定戦です。

<第14回龍虎王決定戦 日程(予定)>
@2003年10月17日(金)〜10月27日(月)
@雀賢荘大会サロンにて。

なお、今回からタイトル取得者には、第?代○○王の入ったオリジナルTシャ
ツをプレゼント!

http://jankenso2.is-jpn.com/whatsnew/pre_031006/pre_031006.htm#t-shirt

皆様、ふるって御参加ください。


■今後の大会の運営変更について

現在、お客様からの御意見等を参考の上、今後は大会を以下のように変更しよ
うと検討しております。

<龍虎王決定戦>

現状通り


<プロ対戦予選>

チップによる回数制限を設けます。

(改正案)
・大会開始時点で、各人は30チップを持っている。
・3着の場合、1チップ減る
・4着の場合、3チップ減る
・チップがなくなった時点で参加終了とし、得点ポイント確定

順位付けは、得点ポイント順とし、得点ポイントが同点の場合は平均ポイント
の高い順とします。

本件に関する皆様のご意見をお待ちしております。
ご意見は雀賢荘サポートまで。

  jankenso@is-jpn.com 



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     毎月10日発行
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記事協力 日本プロ麻雀協会
編集   有限会社 アイ・エス・ジャパン
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雀賢荘HP  http://jankenso.is-jpn.com/
 
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