月カン!雀賢荘 Vol.74


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┃賢┃┃月┃カ┃ン┃!┃雀┃賢┃荘┃Vol.74┃
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【月カン!雀賢荘★INDEX】―――――――――――――――

(1)中年雀士勝負録
(2)麻雀哲学論考
(3)雀賢荘に熱中症!
(4)IT'sリアル麻雀屋巡り

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■ごあいさつ

 ついに今年も残すところあと数日という年の瀬。ううう、こんなことでいい
のかといいたいけど、とりあえず12月後半号をお届けします♪

━◇>凡 例<◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  麻雀牌の表記は以下の通りとしております

・マンズ---- 一〜九    ・ピンズ---- (1)〜(9)
・ソーズ---- 1〜9    ・字牌 ---- 東南西北白発中


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━━━(1)<中年雀士勝負録>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最近少々レートが上がっているハカセの勝負録! 今回はいくらだ!?
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■■野獣降臨!■■

 河野高志さんというプロがいる。おそろしく強いらしい。十段位を3連覇し
て、人呼んで三十段。その素顔は野獣であるという。卓上では野獣、ベッドで
も猛獣という噂だ。

 その野獣様に、一発裏ドラなしというプロルールで勝負を挑んでしまったの
だった。レートは伏せておくが、すごく安いってことはない。

 残るメンツは、須山いづみさん(最高位戦B2)、鈴木智憲さん(最高位戦
C1)のお二人。連盟Aルール。

 さて、どんな闘いになるのか。一発裏なしだと牌を絞る地味な麻雀になる。
どこで大物手が爆発するかで決まる。

 1回戦東2局、ぼくがピンフドラ1でリーチしたら、親の三十段が無筋を数
枚叩き切って追いかけリーチ。う、うわっ! ここに鈴木さんが5800を振り込
んだ。

 そのとたんに三十段の口は耳まで裂け、その両脇には牙が出て、額には角が
ニョキニョキと伸びてきた。い、いきなり、来たー! こうして野獣に変身し
た三十段は、鬼神のようにアガり続ける。1300オール、2000オール、2600オー
ル。あっという間にダントツに。

 振り込んでないのに持ち点がどんどんと減ってゆく。ようやく親を迎えたぼ
くがドラ筋待ちのピンフでリーチすると、野獣様が全ツで迫ってくる。ようや
くドラをツモっての2600オールで、心底ホッとしたぜ。

 南場の親で、こんなテンパイが入った。巡目は早い。

七八112233556789 

 テンパイ取らずで七万を切ったら、下家の鈴木さんからリーチ。こっちもす
ぐ7索を引いて、親倍をテンパイ。このルールの親倍は途方もなくでかい。し
かし、ぼくの大物気配は見破られ、すぐ三十段が鈴木さんに差し込み。むうう
うう。これが一発裏なしってやつか。一発裏なしだと差し込みがやりやすい。
チンイツまで伸ばさず即リーしてたら、鈴木さんもリーのみで来なかったはず
だから、それが親の打ち方なのかもしれん。 

 この日は須山さんが好調だった。大物手も小物手もとにかくいっぱいアガっ
てた。ぼくと鈴木さんはもうひとつ。三十段も2回戦以降は人間のまま。

 痛恨は2回戦オーラス。メンホンチートイをテンパったが、南タンキにしち
まった。でも字牌ってマークがきついんだよな。5索タンキにしたら即ツモっ
てて、須山さんをまくってトップになってたぜ。

 4回を終えたところで、須山+30、河野+6、福地−8、鈴木−27。

 ここで、あと2回打つか、あと1回にしてメシを食いに行くかの話し合い。
じゃあ、せっかくだから居酒屋にでもと決まると、そこで三十段がニヤリとし
た。はて?

 最終5回戦。起家となった三十段の顔をふと見てみると、うわっ! 口は耳
まで裂け、その両脇には牙が出て、額には角がニョキニョキと伸びているじゃ
ないか! そして野獣様は鬼神のようにアガりまくり、東1局にして6万点オ
ーバーのダントツに。

 さらに南場の親でもダブリーはツモるわ、北白と2枚しか捨牌のないリーチ
で發タンキのチートイをツモるわで、大ダントツに。どっちも全ツッパしたん
だが、まったく追いつかない。

 ふと見てみたら、いつの間にか須山さんも釣り目になり、鈴木さんの口にも
牙が生えてるじゃないか! つーわけで、この回は2000点に1回振り込んだだ
けなのに、終わってみたら2万4千点も沈んでいた(涙)。

 最終的には、河野+49、須山+29、鈴木−36、福地−42、という結果。負け
頭になっちまった。

 わざわざ前日に同じルールで練習したってのに、この日の麻雀はまるで別物
だった。前日は何でも出てくる場で、この日は出てこない場。甘い仕掛けはほ
とんどアガれなかった。麻雀ってほんとメンツのゲームだと思う。前日はDリ
ーグの場で、この日はBリーグの場だった(一人は野獣、いやAリーグ)。

 途中で、自分の鳴きがワンテンポ早く、もう1段階引きつけてからじゃない
とこの場ではアガれないって気づいたけど、修正できなかった。修行時代に読
んだ、甘い鳴きでもアガれる場で打ってると、いつまでたっても上手くならん
よ、という古川凱章先生の文章を思い出しちまったぜ。

 いや、それにしてもビックリしたよ。このルールの5200はかなりでかいと思
うのだが、三十段はガンガン押してよく振り込むんだわ。当たって当然と思え
る牌でホンイツに振り込んだりする。それでいて一番勝ってるんだから、いや
はやビックリ。あそこまで押すものなのか。

 一流とそれ以外との差は攻撃力にある。何人かのプロを見てそう思う。守備
力やバランスでは一流になれないようだ。この日の野獣様は振り込みが多かっ
たが、それを紙一重でかわしつつ激しい攻撃を繰り出してくるのが本来の姿な
んだろう。いつもはこんなトップラス麻雀じゃないんだけど…ということだっ
たから、野獣様は決して本調子ではなかった模様。

 そのあと居酒屋に行き、終電間際に解散。野獣様は一人帰っていった。こう
して麻雀打ちにとっては最高のクリスマスイブとなったのだった。それにして
も麻雀ってどーしてこうも面白いんだろう? やばいよね。

(福地誠 小銭ライター)

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今は亡き安藤満プロ。亜空間殺法の使い手として名を馳せた人だ。そのあとを
継ぐのが野獣・河野高志三十段だ。はっきりいって打つべき相手ではない。


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━━━(2)<麻雀哲学論考>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

何事も不合理や整合性が気になってしまうSEが、麻雀を多面的に語る!
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■■タイトル戦決勝での2着アガリ■■

 ヒロタシです。皆様クリスマスをどう過ごされていますでしょうか。

 今回は今年最後ということで少々長めに、そして真面目に書いてみました。
去る11月に行われた王位戦で問題となっている某プロについてです。

 決勝の最終戦オーラス、トータル3着の位置で迎えた問題のプロは、トータ
ル2着の位置にいる親のリーチに追っかけ、見事その親からリーチドラの2600
をアガって総合2着となったというのです。優勝するにはトップ目から倍満直
撃という条件だったといいます。

 この「事件」に対し、数名のプロから批判の声が上がったと聞きました。あ
のアガリはプロとして許されるものではないであるとか、アマチュアをがっか
りさせるアガリだったとか。実際、公式サイトの観戦記にもそのような記述が
ありますし。

 果たしてこの2着アガリ、本当に「してはいけないアガリ」なのでしょうか。
だとすればそのような「許されざるアガリ」ができてしまうシステムに問題は
ないのでしょうか。

 麻雀はオーラスで子がアガればアガリ点に関わらず終局するゲームです。そ
のため「自分が優勝できないことを確定させるアガリ」が存在しますが、同時
にタイトル戦では2着以下にも着順による賞金額の差が存在するのも事実です。
ならば優勝が事実上無理であれば一つでも上の順位を目指すことが悪いことと
は思えないのです。

 もし「いついかなるときでも優勝を狙わないといけない。それが無理ならば
他者の優勝争いを邪魔してはいけない」というのであれば、これはもうルール
であるはずです。していいことといけないこととの間に引かれるラインをルー
ルと呼ぶわけですから、これはいわゆる麻雀の競技規則とは別のところにある
ルールであると言っていいでしょう。

 そしてルールであるならば明文化されるべきです。「優勝が無理ならば」と
は何点差以上のことを言うのか。「優勝争いの邪魔」とは具体的にどういう行
為を言うのか。これらをはっきりさせないうちに「プロとして云々」を論じる
ことはできないはずだと思います。

 明文化できないがプロとして相応しい打ち方があるとか、タイトル戦での打
ち方には暗黙の了解があるというのであれば、ではそれはいつまで暗黙のまま
にされてしまうのでしょうか。

====

自称霊能者を3人集めて、霊が出るというスポットに連れて行く。
「あそこの曲がり角に霊がいるという話なんですが、見えますか」と聞いてみ
る。
「はい、見えます」と1人の霊能者が言う。
残りの2人もそれに続く。
「じゃあどんな形をしてるのか、紙に描いてもらえますか」と言ってペンと紙
をそれぞれ渡し、ついたてで仕切った場所で描かせてみる。
せーので出したその「3人とも見える霊」の姿はバラバラであったとさ。
で、霊って本当に存在するのだろうか。

====

「大事な場面でのアガニ」を批判するプロを3人連れてきて、王位戦での2着
アガリを見せる。
「このアガリはどうなんですか」と聞いてみると、「これはプロとして許され
ないアガリだ」と答える。
「じゃあプロとして許されるアガリがなんであるか、みなさんは理解できてる
んですか」と聞いてみる。
「もちろん分かってる」と1人が。他の2人もそれに続く。
「では『プロとして許されるアガリ』の基準を紙に書いてもらえますか」と言
って紙とペンを(略
さて、せーので出したら見事一致するのかしら。
で、『プロとして許されるアガリ』なんて本当に存在するのかしら。

====

 長くなりましたが、こうした問題を解決するため数年前に考案した「自分の
アガリで自分の負けが確定することがない麻雀」、千式麻雀というルールを紹
介して終わりたいと思います。興味がお有りの方は是非以下のリンク先からル
ールを一読して頂きたいと思います。感想などお待ちしております。

http://oak.zero.ad.jp/~zaf93998/1000mj.htm

ヒロタシ(似非トーラス http://oak.zero.ad.jp/~zaf93998/)

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「プロとしての美学vs明文化されたルール」のこの論争。永遠に決着がつくこ
とはなさそうです。じゃあ、ぼくの立場はというとルール側です。だって他人
の美学を批判したって意味ないじゃん?


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━━━(3)<雀賢荘に熱中症!>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本プロ麻雀協会プロによる雀賢荘の対戦レポート!
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■■ついに昇級!■■

 みなさんこんにちは〜。毎度おなじみ「雀賢荘に熱中症」でございます。

 今年も彼女なきクリスマスを過ごすことになった私ですが、みなさんはどん
なクリスマスを過ごされましたでしょうか?「は〜(ため息)」。クリスマス
ソングをバックに、アツアツになってデートしているカップルがうらやましい
ぜ!!

 というボヤキは置いておきまして、今年の私は、一足早く「麻雀の神様」か
らクリスマスプレゼントを貰うことができました。いえいえ、賭け麻雀で勝っ
た金品じゃありませんよ。苦節4期(C3リーグは半期なので2年)にしてやっ
とC2リーグ昇級への切符を手にすることができたのです(^o^;)。

 最終節開始前での私の順位は、昇級権ボーダーの5位。6・7位あたりの方
は、私に照準を定めて打ってくるので、言うまでもなく苦しい戦いを強いられ
ました。「5位だと思うと弱気になってしまう。7位あたりだと思え」と自分
に言い聞かせ、他家のリーチに命がけで勝負牌(暴牌じゃないよ〜)を2枚ほ
ど通して、追っかけリーチを成就させるなどで、首を繋げていきました。

 そして、トータル3位で迎えた最終戦。「ここで昇級しなきゃ」という気持
ちが否応なく高まり、指先が震えながらの対局になりました。私の昇級最低条
件は、4・7位の同卓者のどちらかに順位で勝つこと。他の卓の動向もある程
度気にしながら打っていると、7位の方にさえ捲くられなかったら3着でも昇
級できる状況になっていました。

 そして、オーラス。7位(親番)の方に100点ビハインド。自力で和了して昇
級を決めたいところでしたが、降級に絡んでいた南家がW南をポンしての2フ
ーロテンパイの模様。もちろんこの手に打つわけにはいかないですが、テンパ
イも欲しいので回し打ちで凌ごうとしたその刹那。南家が1300-2600のツモ。
脇が何をツモっても3着になれるという幸運にも恵まれて、昇級が舞い込んで
きたというわけでした。

 来年度からは、新天地C2リーグ。上を見つつ、逆戻りしないように頑張っ
ていこうと思います。そして、C2リーグの皆さん、お手柔らかにお願いしま
すね♪

 というわけで、C2リーグに上がっても配牌の悪い私の雀賢荘対局記をお送
りします。

 今回の対局面子は、年末のごみ受付チュξさん、ξたいやきくんZξさん、
乙女シャンテピンクξさんとの一戦。荒れ場になった半荘で、私はひたすら後
手に回らざるを得ない局面のオンパレードでした。かなり前のメルマガで「荒
れ場は苦手」と記しましたが、幸いにも出上がり決戦になってくれたのがジリ
貧にならなくて済んでの2着終了。ちなみに、唯一上がったのがこんな手でし
た。

南1局 南家 11巡目 19900点持ち(4着目) ドラ(4)

二三四(1)(2)(3)(4)(5)(7)(8)(9)67 ツモ8

 索子を重ねたら理想的テンパイになるところに平和も一気通貫も消える8を
引いてテンパイしました。(1)は場に2枚枯れ。打(5)でリーチをかけて、(4)
をツモったら、一気に追いつくことができるが、(4)は他家が使える形でもた
れていることが濃厚なので、利用価値が比較的薄い(2)と枚数の多さで打(1)で
リーチをかけました。

 負けている時に抱く「一気に逆転したい」という発想は、一人よがり。それ
よりは、和了できそうな待ちにして2600でもいいからしっかりと和了していい
状態で親を迎えたほうが肝心かな。

 ではでは、本年最後のメルマガを締める前にヒトコト。今年は、C2に昇級
できただけいいクリスマスにはなったように思えます。でも、いい年なのでそ
ろそろとは思ってはいますが(う〜む)。皆さんも、よいお年を迎えてくださ
いね。私も、よい2006年になるといいなぁ♪

(高島努 プロ協会C3リーグ)

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ますます彼女なし生活が煮詰まっているご様子。彼女と昇級だったらどちらを
選んだのでしょう? われと思わん奇特な女性はいませんかー?


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バブル絶頂期の89年、雀馬鹿への道をひた走った男のナルシーエッセイ。
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■■第28話 後悔先に立たずリーチ■■

 こんなピン雀とはいえ、このブクロでは初めての緊張感だ。レートの高低で
はない。その場にいる猛者どもの威圧感。笑顔で駄洒落を言いながらも圧力を
かけてくるオヤジ達。千点に対する執着。祝儀への貪欲さ。そして麻雀に対す
る姿勢が、今までの者たちと違った。俺は一打一打に慎重になり、気持ちが高
揚した。勝負事をしていると、ときどきこんな体験をするものだ。

 ドラが6ピン。そして、5巡目に俺は「後悔先に立たず!リーチ!」をかけ
た。すでに南家が2フーロ、北家3フーロで序盤のようだが、局は終焉を迎え
ていた。俺の親リーに対し誰も降りない。手牌が少ないこともあったろうが、
ヒヨル様子はない。この局がオーラス勝負とばかりに突っ込んでくる。俺は、
この調子ならいずれアガリは俺のものだろうと思った(早くつかめ、つかめ、
早くつかめと…)。

 だが、中々突っ込んで来る二人はつかまない。平然と無スジのマンズ、ソウ
ズ、ピンズと切り飛ばす。ただドラスジだけは切り飛ばさない。そんな状況の
中、すでに12巡目となっていた。捨て牌を見るとチュウチャン牌は69ピンと
58ピン以外は一通り通ってしまった。

 親リーチを強気にかけたが、俺の手牌が裸にされていく気分だった。なんだ
か、すすけて見えるようだった。そう、『哭きの竜』に「あんた背中がススけ
てるぜ」と言われているようだった。やはりダマテンでよかったのかなと考え
てしまう。

 結局、またまた流局。まず俺が手牌を開ける。「いやー軽くツモれると思っ
たんだけどな。ドラが6ピンだし、もったいないと思ったけど曲げちゃいまし
たよ」と。続けて南家、北家と手を開く。

 南家はドラがアンコ使いの69ピン5ピンの変則3面待ちのテンパイ。北家
が5ピン頭の58ピン待ちテンパイ。そこに西家が「なんだー、俺、9ピンア
ンコだから打つ心配なかったんじゃない。降りて損したな」と言いながら手牌
を伏せた。北家は「まあオナテンだと思ったからさ。突っ込んじゃったよ。デ
カイのツモらせたくなかったしね」と、おもむろにノーテン罰符1000点を自分
の点棒箱にしまい込んだ。

 俺のリーチ棒がまた積み棒と共に並んだ。そして3本場を迎えた。みんな全
ツッパで突っ込んでくるわりに放銃しない、重い場となっていった。レベルの
高い攻防戦である。俺は気合を入れ直した。今度こその思いで振ったサイコロ
に、思わず「ハアっ!」という気勢がもれた。ブクロのジャングルはいまだ闇
の中だった。

(斉藤勝久:プロ協会Bリーグ)

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ついに再開した人気連載・IT'sリアル麻雀屋巡り。休みの間にたっぷりピンク
の癒しを取って充電してきたのか? その検証はいずれ!


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●○●○●「雀賢荘」からのお知らせ●○●○●○●○

【大会のお知らせ】

第3回青龍王決定戦が大会特設サロンにて開催中です!

 開催日程:1月13日(金)13:00 〜 1月23日(月)10:00

 皆様、ふるってご参加ください。


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発行   有限会社 アイ・エス・ジャパン
     毎月10日・25日発行
編集長  福地 誠
記事協力 日本プロ麻雀協会
編集   有限会社 アイ・エス・ジャパン
お問い合わせ jankenso@is-jpn.com 
雀賢荘HP  http://jankenso.is-jpn.com/
 
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